デジタルカメラにおけるワークフローを考える

私の場合…序章として…

デジタルカメラを使い始めて既に5年以上経過している訳ですが、周辺機材の変化やアプリケーションのバージョンアップなどで、
そのワークフローは変わっていきます。ここでは現在のワークフローを紹介し、それを踏まえて将来への展望を考えてみたいと思います。

基本的に撮影は全てRAWデータで保存しています。最終的に納品されるデータ形式は JPEG なので、
最初から JPEG で撮影して良いと思うのですが故あって RAW オンリーです。
と言うのもデジタル一眼レフを使い始めたのは EOS D30 の頃で、実際にどのくらい使えるものなのか
色々と検証していく中で『カメラが生成する JPEG は(使い)辛いぞ』と言う事になって、
(この辺りの詳しい話は、いずれ取り上げる予定)
RAW で撮影・保存してソフトウェアで Tiff に展開(現像)。それを納品用に JPEG 変換…
と言った具合に作業するワークフローが出来上がって、それがそのまま今に至っているのです。

使用するメディアについて…D30 と 10D は MicroDrive です。
たまたま D30 の頃、340MB のメディアで約100カット程度(36枚撮りフィルム換算で約3ロール分)
撮影できていたので基本的にはそれに倣う形でメディアの容量を選定しています。
EOS 10D では 512MB が、近いサイズだったのでそれを使っています。
そして EOS-1D mk2 には 1GB の CF と SD を使っています。

撮影したデータはパソコンの内蔵ハードディスクドライブにコピーして作業する事になります。
RAW データから Tiff データへ展開して Photoshop で調整します。
殆どの場合、最終納品のファイル形式は RGB-JPEG となります。
使用点数によって異なりますが、納品メディアは CD-R か DVD-R になります。
数点の場合にはウェブサーバーを使ってダウンロードしていただく事もあります。

一昨年辺りまでは納品が終わったデータから CD-R や DVD-R に焼いて保存していましたが、
このバックアップ作業が意外に時間を必要とする事と案件によっては DVD-R でも容量が足りなくなる事などから
現在では外付けのハードディスクドライブに保存する方向へ変わってきています。
しかしそれでも毎年のように買い増しする事に面倒を感じリムーバブルタイプを使用するようになりました。
バルクのドライブとリムーバブルケースを購入すれば良いので、コスト的にも安くなります。

次回から実際のワークフローを紹介します。

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